アニメ『いなり、こんこん、恋いろは。』が終わりました。

世間ではうか様のかわいさが話題に立つことも多いと思うのですが、私がアニメの第一話で惚れたのはうか様ではなく、いなりの方でした。

私は今まで京都弁というものをほとんど聞いたことがありません。聞いたこと自体はあるのですが、それは観光客に対して「これが京都弁ですよ」と宣伝するようなものだけでした。ようは日常会話で普段から使われているような京都弁を今まで聞いたことがなかったのです。

だからいなりの話す言葉がすごく印象強く、そして衝撃的だったのです。びびっときました。

京都弁とは不思議な言葉ですね。

音はやわらかく、流れは自然と淀みがありません。すごく優しく、穏やかな印象を受けました。

アニメ的演出も多分にあるでしょうが、『いなこん』では登場人物たちに“嫌みなキャラ”が少ないことも影響して会話の空気により一層の穏やかさを感じてしまいます。BGMもすごく素敵で、まさに『耳が幸せ』なアニメというのが私の第一印象でした。

もっといなりたちの会話を聞いていたい、音楽を聞いていたい、そういった感想を最初に持ったことが『いなこん』を見続けた理由ですし、アニメが終わった今もそれは変わっていません。

その上で出てくる感想としては、『やはり10話は短い』というものでしょう。もうちょっと話数があればカットされたシーンも挿入出来ただろうし、放送期間が長ければ話題も増えたことでしょう。その意味ではちょっともったいなかったかなとは思いますが、それでも、私はこのアニメに出会えたことはとてもうれしいことだったと思っています。

願わくば、またアニメでいなりやうか様の活躍が見られますように。

そして本書の6巻から先はアニメ化されていないストーリーとなります。うか様に神通力を返した後も、いなりの物語はまだまだ続くのです。

第六巻のストーリー

いなりはうか様に神通力を返して普通の生活に戻りました。

季節はクリスマス。いなりは墨染さんに誘われて、丹波橋くんの弟の『白兎(しろう)くん』が通う保育園のクリスマスパーティーを手伝いに行きます。あわよくば丹波橋くんとも仲良くなりたいいなりですが、コンちゃんと遊びたがっている白兎くんの姿に心を痛め、うか様やコンちゃんに会いたい気持ちが募ってしまいます。

いなりは一人で買い出しに行きますがその帰り道で不審者が後をつけてきました。辺りはすでに暗く、一人ぼっちで不安ないなりは走り出しますがやがて追い詰められてしまいます。心の中で丹波橋くんに助けを願ったいなりは、気がつくと丹波橋くんの姿になっていて……。

いなりの神通力

5巻で神通力を失ったいなりでしたがこの6巻で結構あっさりと力を取り戻します。

不審者に追われ危機が迫ったとき、いなりの願いがなぜか彼女の姿を変えてしまいました。これはうか様の力ではなくいなり自身の力として目覚めたもののようなので、うか様にも悪影響はないようです。

うか様と再会することが出来たいなりの喜びようはとても感動的でした。

鼻水を流しながら号泣するいなりの涙にはこちらも涙ぐんでしまう思いです。ここまでの短い話数ながらもうか様と別れてしまったいなりのつらさがたくさん描写されてきた分、いなりの喜びようがうれしく感じられるのです。

しかし、いなりが神通力を取り戻したらそれはそれで問題なわけなので、いなりとうか様は天照様に相談しに高天原を目指します。 

わけがわけらない事態に頭を抱える天照様。 ここの天照様はちょっとかわいいと思ったw  いなり、こんこん、恋いろは。 第6巻52ページより

わけがわけらない事態に頭を抱える天照様。
ここの天照様はちょっとかわいいと思ったw
いなり、こんこん、恋いろは。
第6巻52ページより

天照様に神通力が戻ったことを報告する二人ですが、わけがわからない事態に天照様は頭を抱えてしまいます。ここまでの天照様の苦労を想像するとこのシーンの天照様に深く同情してしまいます。ちょっと応援したくなっちゃうw

そして、いなりは天照様の命令で高天原で神の修行を行うことになりました。神通力を暴走させずに使いこなせるようになれば、今後はいなり自身の力として自由に使ってよいことになったのです。

そのためいなりは冬休みの予定を全てキャンセルしなくてはならなくなり、丹波橋くんと過ごす予定だったクリスマスパーティーも欠席することになります。高天原に通い詰めになるために友達とも遊べず、しばらくの間は友人たちともすれ違いが多くなる展開が続きます。

そんないなりのためにうか様も高天原に残ることにしました。

いいからもう結婚しなよ

この6巻からいなりの修行編が始まるわけですが、修行の内容自体はあまりメインのストーリーではありません。いなりが修行でいない間に残された友人や丹波橋くん、それに高天原に滞在しているうか様がメインのお話となります。

うか様は高天原に旅立つ前に燈日に会い、しばらく帰れないことを告げます。

以前に何も告げずにしばらく帰ってこなかったうか様のことを燈日は思い出し、今度はちゃんと帰ってくるようにと二人は再び会うための約束をします。

そのときに言った燈日のセリフが『帰って来いよ俺んとこに』。

帰って来いよ俺んとこに

このセリフを聞いたうか様は、それはそれは顔を真っ赤っかにして動揺してしまいます!

燈日が割とさらりと言ったセリフだった分、うか様の動揺ぶりが際立ちます。やばいよやばいよ、このうか様かわいすぎるよ! とか思ってたら本書のうか様はこんなもんじゃありませんでした。

うか様は修行中のいなりの面倒を見る傍ら、合間合間では常に燈日のことばかり考えています。おかげさまで仕事には身が入らず、ぼけーっとしながら落書きまでしている始末。

落書きまでしている始末。

おや、これは前に似たようなことががが

右が4巻の燈日。左が6巻のうか様。 私の中でうか様好感度がゲージを振り切った瞬間。 いなこんで一番好きなシーンw 第4巻74ページと第6巻161ページより

右が4巻の燈日。左が6巻のうか様。
私の中でうか様好感度がゲージを振り切った瞬間。
いなこんで一番好きなシーンw
第4巻74ページと第6巻161ページより

こwれwはwww

なんという似たもの夫婦!

上手いのか下手なのかまた微妙な落書きが半端ない笑いを引き起こしてくれます。このシーンを読んでいるときは腹筋がすごくやばかったです!

この二人の落書きは『いなり、こんこん、恋いろは。』の中でも最高のシーンだと思っています。私はこの6巻のうか様の落書きがぶっちぎりで一番大好きなシーンです!

しかも、この後にミヤちゃんに超必死な言い訳を始めるうか様も超かわいい!

第六巻の感想

この6巻はとにもかくにも、うか様の破壊力が半端ないです!

燈日と交わした約束を胸の中で何度も反復してはニヤニヤしてるうか様は、もう完全に恋する乙女モードです。さらに上でも紹介しましたが、燈日が4巻でやらかしたギャグをうか様までやり返すという徹底ぶり!

うか様はこの期に及んでもこれは恋ではないと思いたいようですが、誰がどう見てもです。

本当に、ありがとうございます。ごちそうさまです。

また、うか様だけではなく、本書ではいなりが修行でいない間の友人や丹波橋くんたちの様子が数多く描写されていきます。中でも京子ちんといなりの馴れ初めの話がすごくいいです。

ひょんなことで知り合い、後に親友になっていく二人の関係はとても素敵ですね。まだ小学生の頃のちびいなりもすごく可愛らしいです。

ここで京子ちんといなりの関係が掘り下げられることで、今後の京子ちんと墨染さんの関係がどう転んでいくのかが楽しみでしょうがありません。どうなってくんでしょうねぃ。

おまけマンガ

この6巻には巻末におまけマンガとして『ミヤちゃん』の一日を描いた番外編が収録されています。

本編ではあまりメインを張ることのないミヤちゃんですが、ところどころで重要な役割を果たしている決して欠かすことの出来ないキャラクターです。

番外編ではミヤちゃんの一日が描かれる。 ミヤちゃんの周りにいる謎モフ生物がカワイイ。 第6巻183ページより

番外編ではミヤちゃんの一日が描かれる。
ミヤちゃんの周りにいる謎モフ生物がカワイイ。
第6巻183ページより

ところでミヤちゃんの周りにいるハムスターみたいな謎の生物がキニナリマス。カワイイ。

大きさといい、モフり具合といい、一匹欲しい。。。