ニンジャスレイヤーはどのエピソードからでも読み始めることが出来ます。さらにほとんどのエピソードがネットで無料公開されていますので、新規読者にとっては読み始めやすい作品と言えるでしょう。

しかしエピソードの数は相当に多いですし、時系列もバラバラ、やはり新規読者にとっては【どれから読み始めればいいのか分からない】という悩みは常につきものだと思います。

一番分かりやすいのは書籍の刊行順に読んでいくことです。読みやすいように編集されていますし、イラストや加筆修正、追加のエピソードや企画も豊富です。ただし、書籍を買うにはお金がかかります。せっかく無料公開されているなら試し読みをしたいという方もいらっしゃることでしょう。

ここではネットで公開されている中からおすすめのエピソードをいくつかご紹介していきます。ご紹介するもの以外にもおすすめしたいエピソードはたくさんありますが、分かりやすいように数を絞りました。より詳しく知りたい方は最後に参考リンクを掲載しましたのでご利用ください。(2016年7月13日改訂

Twitterの連載順に読んでみる

ニンジャスレイヤーのエピソードは【@NJSLYR】のTwitterアカウントで連載されており、ここで公開されたエピソードは全て無料で読むことが出来ます。これらのエピソードを公開された順番に読んでいくことも一つのおすすめです。

各エピソードの合間には翻訳チームからのアナウンスや解説が投稿されることもあるので、ニンジャスレイヤーをより楽しむための手助けとなるでしょう。かつての読者がリアルタイムで経験してきたそのままのライブ感を味わってみるのも面白いと思います。

ただし、書籍で初公開されたエピソードに関しては書籍でしか読むことが出来ません。

ネットで無料公開されているのはあくまでツイッターで連載されたエピソードだけに限ります。ただ、ほとんどのエピソードは無料公開されていますのでネットだけで小説本編を楽しむことは十分に可能です。

初心者向けのエピソードを読んでみる

どこから読んでも大丈夫! とは言われてもこれだけのエピソードがあると迷ってしまいますし、中にはある程度世界観やキャラクターを理解していた方が楽しめるエピソードもあります。

ここでは初心者の方向けに、比較的読みやすいおすすめのエピソードを3つご紹介していきます。

レイジ・アゲンスト・トーフ (Rage Against Tofu)

シガキ・サイゼンはトーフ工場で働きながら墨絵師を夢見るも事故に遭い、片腕と職と、そして夢を失いました。

食事に訪れた無人スシ・バーでシガキは偶然にもトーフ工場襲撃計画の話を聞き、これに志願します。しかし、下層労働者たちを煽動したトーフ工場襲撃事件はソウカイヤによって予め仕組まれていたことであり、その背後にはニンジャの影が……。

レイジ・アゲンスト・トーフ】は最初期エピソードの一つで、書籍では第1巻【ネオサイタマ炎上 1】に掲載されています。

このエピソードでは社会のカチグミマケグミが登場し、超格差社会のネオサイタマで暮らす一般人の様子が描写されています。ニンジャスレイヤーの世界観を理解する上で非常に分かりやすく、特に序盤に登場するファスト・フード店の無人スシ・バーの描写や設定は実に秀逸です。

メリークリスマス・ネオサイタマ (Merry Christmas Neo-Saitama)

相次いで不審な事故死を遂げたネオサイタマ市警評議会のイノウエとホタカ、彼らはヨロシサン製薬とネコソギ・ファンド社が推し進めるクローンマッポ化計画に断固反対していたメンバーでした。

同じく評議会の一員であるノボセは、同志の死を弔いながら一年前の悪夢を思い出していました。あの日、マルノウチ・スゴイタカイビルにて突如勃発した抗争事件によって、多くの市民や警察官が犠牲となりました。

そう、一年前のあの日、あの時、あの場所に、フジキド・ケンジと彼の愛する妻と息子がいて……。

個人的に【メリークリスマス・ネオサイタマ】は第1部の中で最も好きなエピソードです。書籍では第3巻【ネオサイタマ炎上 3】に掲載されています。

このエピソードにはニンジャスレイヤーという作品の魅力がぎゅっと凝縮されています。ネオサイタマの情景、人々の想い、ニンジャの残虐性、そしてフジキド・ケンジの苦悩……。全てが素晴らしいバランスで描写されており、極めて完成度の高いエピソードです。

エピソードの後半では主人公フジキド・ケンジの過去が少しだけ語られます。ごく普通の父親であった過去のフジキドの姿と復讐のためにニンジャを殺し続ける今のフジキドの姿に、深い悲しみを覚えずにはいられません。このエピソードを読むことで主人公の抱える様々なものを知ることが出来ます。そしてそれは同時に、ニンジャスレイヤーという作品の中心部分を理解することにも繋がり、物語の方向性がきっと見えてくるはずです。

その意味でもこのエピソードは初心者の方におすすめですし、ニンジャスレイヤーを読み進める上で決して見逃すことの出来ない最重要なエピソードでもあります。

このエピソードはコミカライズもされています。マンガは気軽に読めるという点でも新規読者の方におすすめですし、余湖先生の作品は本当に素晴らしい出来映えです。

マンガからお手軽にニンジャスレイヤーを知っていくというのも大きな選択肢の一つでしょう。

出典:コミカライズ【メリークリスマス・ネオサイタマ】 #3(前編)より

ラスト・ガール・スタンディング (Last Girl Standing)

キョートからネオサイタマに転校してきた女子高生のヤモト・コキ、友達もまだいないヤモトに対して同級生のアサリは親切にしてくれて二人はすぐに仲良くなりました。しかし下校途中の二人は強姦殺人目的のヨタモノに襲われてしまいます。

アサリを助けたいヤモト、彼女は奇妙な時間感覚の中、もう一人の自分の感情が沸き上がってくることに気がつきます。それは、以前から自分の奥底にいたシ・ニンジャの気配で……。

ニンジャとして覚醒したヤモトはソウカイヤに狙われることになり、彼女の孤独な逃避行が始まりを告げるのでした。

ニンジャスレイヤーの第2の主人公とも言えるのが女子高生ニンジャのヤモト・コキです。ニンジャソウルの憑依によって彼女の日常は平穏な高校生活からかけ離れたものへとなっていきます。

この【ラスト・ガール・スタンディング】はヤモトが初登場するエピソードとして非常に人気が高いです。ネオサイタマに暮らす学生の日常や、事件に巻き込まれたヤモトを通してニンジャの暴力性や理不尽さなどが描写されていくので世界観を知る上でもとてもおすすめなエピソードです。書籍では第1巻【ネオサイタマ炎上 1】に掲載されています。

ニンジャスレイヤーでは各エピソードが独立し時系列も変化するため、主人公のフジキド以外にも主役級のキャラクターが多数登場します。ヤモトもその一人で、このエピソード以降もたびたび活躍する姿を見ることが出来るのです。

このエピソードもコミカライズされています。ヤモッチャンカワイイヤッター!!

出典:コミカライズ【ラスト・ガール・スタンディング】 #1より

名作エピソードを読んでみる

ニンジャスレイヤーのエピソードは一話完結です。登場するキャラクターやテーマは常に移り変わり、実に多彩な視点から物語は構成されています。そこがニンジャスレイヤーという作品の大きな魅力の一つです。

ここでは私が「これは名作だ!」と感じたエピソードを3つご紹介したいと思います。内容が他のエピソードと繋がるものもありますので一概に初心者向けと言うことは出来ませんが、これらのエピソードに出会い深い感動を覚えたことは事実です。

ニンジャスレイヤーってこんなにも面白いんだ! ということが是非伝えられたらと思うのです。

スワン・ソング・サング・バイ・ア・フェイデッド・クロウ (Swan Song Sung by a Faded Crow)

シルバーカラスはツジギリを生業とするフリーランスのニンジャでした。

企業や組織から新兵器を貸与され、それを用いて実戦データを入手する。それがツジギリの仕事です。彼はこれまでに数え切れないほどの人間を殺めてきました。

しかし、これもインガオホーなのか、彼の身体は病に冒されその余命は幾ばくもありませんでした。これまでの行いを振り返り、残りの余生をどう過ごすべきか……、彼が一人の少女と出会ったのはそんなときです。

少女の名は、ヤモト・コキ。

これは本当に名作です。

スワン・ソング・サング・バイ・ア・フェイデッド・クロウ】の完成度は驚くべきものであり、私はこのエピソードに出会ったことでニンジャスレイヤーという作品の虜になっていきました。書籍では第2巻の【ネオサイタマ炎上 2】に掲載されています。

このエピソードは先述した【ラスト・ガール・スタンディング】の続編です。友と別れ、一人孤独に逃亡を続けるヤモトのその後が描かれていきます。是非、【ラスト・ガール・スタンディング】と併せて読んで欲しいと思います。

涙無しにクライマックスのシーンを読むことは出来ません。シルバーカラスの些細な一言に、ほんのちいさな表情に、涙が止まらなかったです。このエピソードはヤモトの方向性を決定付けたものでもあり、彼女の今後のエピソードからも目が離せなくなっていくことでしょう。

リブート、レイヴン (Reboot, Raven)

----REBOOT----

伝説の私立探偵クルゼ・ケンの弟子であったタカギ・ガンドーはクルゼの死後、彼の意志を継いで【ガンドー探偵事務所】を営んでいました。

しかしうだつの上がらないガンドー。助手のシキベ・タカコの給料も2ヶ月滞納しており、探偵事務所の経営は実際切羽詰まっていました。ところがある日、謎の依頼人から超高額の依頼が飛び込んできます。

「……怪盗スズキ・キヨシを捕まえてほしいのだ」

第2部における不朽の名作がこの【リブート、レイヴン】です。

私立探偵のタカギ・ガンドーは第2部でニンジャスレイヤーの相棒役を務めるキャラクターで、このエピソードにおいて彼の過去が語られていきます。書籍では第2部の第5巻【ピストルカラテ決死拳】に掲載されています。

とにもかくにもこのエピソードはボリュームがすごく、ストーリーの構成、キャラクターの描写、舞台の設定など、どれもこれもが読み応え抜群の完成度を誇っています。

エピソードの立ち位置的には第2部のクライマックスに近く、出来ることなら第2部その他のエピソードを読破した上で読んでいただきたい内容です。そのことを念頭に置いた上で、しかしそれでもなお、おすすめとして紹介したいだけの魅力がこのエピソードにはあります。

渋くて最高にかっこいいガンドーの魅力がふんだんに詰め込まれた一編です。時折、というかもっぱらダメなところを見せるのも彼のご愛敬、ガンドーとシキベの会話は愛おしく、カラス・ニンジャとアイサツを交わすシーンには鳥肌が立ちました。間違いなく第2部を代表する、そしてニンジャスレイヤーを代表する名作エピソードだと思います。

オイランドロイド・アンド・アンドロイド (Oirandroid and Android)

ユンコ・スズキはハッカーの師匠であるナンシー・リーと共にネコネコカワイイのライブ会場に潜入していました。オイランドロイド人権法案の成立を目論み、メガロ・キモチ社が秘密裏にネコネコカワイイを利用して行ったセッタイの証拠を掴むことが彼女たちの目的です。

証拠を掴むためにはネコネコカワイイの記憶データにアクセスする必要があります。しかし、そのためにはピグマリオン製高性能AIを搭載した同型のオイランドロイドを並列直結するしか手段はなく、これが出来るのは自我を持つオイランドロイドのユンコ・スズキただ一人でした。

しかしユンコはこの作戦を拒否、さらにはライブ会場にイッキ・ウチコワシが乱入する事態が発生し……。

私が第3部の中で名作だと思うのが、この【オイランドロイド・アンド・アンドロイド】です。

このエピソードは一連のオムラ関連、及びスズキ・マトリックス理論関連のエピソードに連なっています。【ビガー・ケージズ、ロンガー・チェインズ】【モータードリヴン・ブルース】、そして【レプリカ・ミッシング・リンク】辺りを読んでおくとより理解が深まる内容です。特にこのエピソードの主役であるユンコ・スズキの背景は【レプリカ・ミッシング・リンク】で描写されていますので、こちらも是非読んでみることをおすすめします。

このエピソードの魅力は何と言っても、主役のユンコとネコネコカワイイの関係性に他なりません。

人間と機械の自我に関するテーマは非常に大きなものです。AIによって行動をプログラムされたアンドロイドのネコネコカワイイ、一方でスズキ・マトリックス理論の唯一の成功例として自我をもったアンドロイドのユンコ、彼女たちを通して物語は大きなテーマへと踏み込んでいきます。

クライマックスでの彼女たちの会話シーンが私はすごく大好きで、何度も何度も読み直してしまいました。

そしてこのエピソードで忘れてはいけないのがネコネコカワイイの制御チームの皆さんです。

オムラが解体された後もネコネコカワイイの制御チームは維持され、彼らは情熱の全てをネコネコカワイイの開発に費やしてきました。彼らがこのエピソードでみせる熱い想いや願いも大きな見所であり、思わず一緒に「「「「カワイイヤッター!!!」」」」と叫びたくなってしまいます。

このエピソードが公開された後、少し経ってから以下の動画が公式PVとして投稿されました。

動画は【カタナ・ソード・アンド・オイラン・ソーサリー】というエピソードで、直接的には【オイランドロイド・アンド・アンドロイド】と関係はありません。ただ、ネコネコカワイイが登場したことであの感動的なシーンが生き生きと目の前に広がってきました。カワイイヤッター!

迷作エピソードを読んでみる

読者の頭脳をぶん殴ってくるようなへんてこな設定や言葉遣いもニンジャスレイヤーの大きな魅力です。エピソードを読み進めながら、【わけがわからないよう……】【どうしてこうなった……】【作者は狂ってるだろ……】などと頭を抱えたくなることも割と頻繁にあります。

それが少量であり、かつ用法用量を適切に守っていればちょっとしたスパイスとして楽しめますが、時折全力で読者を殺りにくることもあります。慈悲はない。

全力でギャグに突っ走るようなエピソードもいくつかあり、これがもう、読んでいる最中は両手で顔を覆いたくなるような内容なのですがめちゃくちゃに面白いのです。面白いから質が悪い……本当に……。

アトロシティ・イン・ネオサイタマシティ (Atrocity in Neo-Saitama City)

昔気質な経営を続けていたキルエレファント・ヤクザクラン、しかし今やネオサイタマを背後から支配するソウカイヤに目をつけられ絶対服従を強いられていました。

グレーターヤクザのヤマヒロはソウカイヤの横暴に激昂し、決死の抵抗を試みるもニンジャの前には全く歯が立ちません。ヤマヒロが絶体絶命のピンチを向かえたその時! 突如として謎の人物が乱入してきます。

「……神々の使者、ヤクザ天狗参上!」

色々とネタにされている【アトロシティ・イン・ネオサイタマシティ】ですが、内容自体はかなりシリアス路線でヤクザやニンジャの描写など見るべきところはたくさんある良エピソードです。書籍では第3巻【ネオサイタマ炎上 3】に掲載されています。

このエピソードはヤクザ天狗という狂気がただただすべてをかっ攫っていきます。

ヤクザではありません。天狗でもありません。ヤクザ天狗です! ヤクザスーツに身を包み天狗のお面を被った謎の男が突如として意味不明な言動を繰り返しながら物語に乱入してきます。【彼は狂っていた。】と描写されるように、彼は完全な狂人なのです。

ヤクザ天狗というあまりにぶっ飛んだキャラクターは登場と同時に凄まじいインパクトを与えてきます。それでいてキャラクターとしての魅力も兼ね備えており、ニンジャスレイヤーを代表する人気キャラクターの一人でもあるのです。

おお、ブッダ! ヤクザ天狗はコミカライズも存在する!! その姿はまさに伝説のフェアリー……。

出典:コミカライズ【アトロシティ・イン・ネオサイタマシティ】 #1より

ノーホーマー・ノーサヴァイヴ (No Homer, No Survive)

ここはオニタマゴ・スタジアム。時刻はウシミツアワー。

観客席は、当然無人。しかしグラウンドには、おお、各ポジションでミットを構えているのは完全武装のサイボーグ野球ヤクザ達だ!

さらにピッチャーマウンドには暗殺野球のプロフェッショナルニンジャ! そしてバッターボックスでバットを構えるのは? おお、ゴウランガ! そこに立っているのは赤黒装束に身を包んだニンジャの姿だ!

アマクダリ・セクトの精鋭チームと戦うのはニンジャスレイヤーただ一人、ウシミツアワーのスタジアムでニンジャの野球が幕を上げる!

あらすじを書いているだけで頭が痛くなってくるこの【ノーホーマー・ノーサヴァイヴ】、恐らくはニンジャスレイヤーの全エピソードの中でも最狂エピソードとして語り継がれていくものでしょう。書籍では第3部の第2巻【死神の帰還】に掲載されています。

何がどうなったらニンジャの野球が始まるのか……、とにもかくにも始まってしまったものは仕方がありません。ニンジャスレイヤーは野球対決に勝利しなければ、その先に待っているのは死のみです。

このエピソードが本気で狂っているところはその勝利条件にあります。

まずニンジャスレイヤーはたった一人で戦わねばならないので、スリーアウトで1回裏の守備が回ってきたらメンバーが足りずに自動的に負けとなります。また、1回表の攻撃でランナーとして出塁しても次のバッターがいないので自動的に負けとなります。え? どうしろと?

勝利条件はただ一つ! ホームランのみで1回表に128点を取り、UNIX計算システムに極度の負荷を与えて爆発炎上! コールドゲームとする! ゴウランガ! ……頭が痛くなってきました。

はちゃめちゃな設定のニンジャ野球に笑いが止まりません。このエピソードを読んでいると野球って何だっけ? ニンジャスレイヤーって何だっけ? と頭を抱えてしまいます。

このエピソードは読者投票によりグラマラス・キラーズでコミカライズされました。

よりによって、なぜ、これを、選んだ……ッ!!

出典:コミカライズ【ノーホーマー・ノーサヴァイヴ】 #1より

こんなとち狂ったエピソードに投票したヘッズはどこのどいつだ! まったく!!

\ わ た し で す /

マグロ・サンダーボルト (Maguro Thunderbolt)

「あいつら一生、時速100キロだかで泳ぎ続けるんだとよ。泳ぎ出したら止まらねえ。止まれねえのさ」

サムライヘルム・オブ・デス・クランに所属するヤクザのアベはミカジメ料の取り立てにトラタの店を訪れていました。アベは与太話として神秘的な魚の話を始めます……。

一方その頃、ヤクザから逃亡中のチンケな犯罪者ラッキー・ジェイクは追い詰められていました。しかし彼は幸運にも瀕死の浮浪者が倒れているのを発見し、即座に身代わりに仕立て上げて逃亡を続けます。おお、私たちはこの浮浪者を知っている! ハンチング帽とトレンチコートの男を知っている!!!

かくしてジェイク抹殺用に用意された【一定速度で走り続けなければ爆発するクソ装置】を取り付けられたニンジャスレイヤーの、決死のデスマラソンが始まりを告げました!

事件に関与した全ての人々を無慈悲に引き摺り回し、マグロたちは走り続けます。泳ぎ出したら止まらねえ。止まれねえのさ……。

私は【マグロ・サンダーボルト】を迷作としてご紹介しますが、実際のところは名作の中の名作だと思っています。書籍では第3部の第4巻【ケオスの狂騒曲】に掲載されています。

このエピソードでは、いわゆる【登場人物たちは超シリアスに戦っているけれど、端から見るとギャグにしか見えない】というシュールな状況が延々と続いていきます。次々と雪崩のように発生する災難に誰も彼もが手当たり次第に全力でどこかずれた行動を取り始めるのですが、その歯車が噛み合うことはただの一度もなく、ただただ混乱と錯乱だけが広がっていくのです。

そしてこのエピソードの怖ろしいところは、混乱の境地とも言うべき内容にも関わらず物語が破綻していないところにあります。どうしてこんなにも感動的なクライマックスを迎えることが出来るのか、わけがわかりません。読了後には大いなる感動と一種の清々しさも感じられ、一筋の涙がこぼれ落ちるような気持ちでした。

これは本当に、本当に名作(迷作)だと思います!(マグロ目で力説)

最後に、参考になるサイトへ

以上、9つのエピソードをご紹介させていただきました。

各エピソードがまとめられている【ニンジャスレイヤー Wiki*】のページも載せておきます。そちらも参考にしてみてください。

ただ、これらも全体の中のほんの一部でしかありません。小説本編ではすでに軽く100を超えるエピソードが公開されており、新しいエピソードも次々に連載されています。これらを全て読むことは本当に大変なことです。無理に全部を読もうとはせずに、少しずつ気になったエピソードから読み進めていくのがおすすめです。全部を読むにはそれなりの時間と体力を消耗してしまいます。

すでに公開されているエピソードが書籍化に伴い削除される予定は今のところありません。安心して自分のペースでニンジャスレイヤーの世界を楽しんでください。そして少しでも気に入ったのなら! 是非、書籍を購入しよう!

書籍にしか掲載されていないエピソードもイラストもいっぱいある! めくるめくニンジャの世界がそこにある!

それでは最後に、ニンジャスレイヤーを読む上で参考になるサイトを二つご紹介してこの記事を締めくくりたいと思います。こんな長い記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。

どうか、ニンジャスレイヤーの面白さがよりたくさんの方へ届きますように。

ネオサイタマ電脳IRC空間

【ネオサイタマ電脳IRC空間】へのリンクイメージ。画像はトップページのスクリーンショット

翻訳チームが運営する公式サイトです。

ストーリー解説やキャラクター紹介など、初心者向けの記事がたくさんあるので非常におすすめです。特にファンイラストがたくさん掲載されているキャラクター紹介の記事は一読の価値ありです。私のイラストも載せていただき感謝の極み!! 幸せです!

そして初心者向けの記事のみならず、公式だからこそ発信出来るかなりディープな内容の記事もたくさんあります。よりニンジャスレイヤーの世界を楽しむ上でも、是非、目を通しておきたいものばかりです。

ニンジャスレイヤー Wiki*

【ニンジャスレイヤー Wiki*】へのリンクイメージ。画像はトップページのスクリーンショット

有志のファンによる非公式Wikiです。

ニンジャスレイヤーに関する多くの情報が集まる場所で、内容の充実度は他の追随を許しません。ニンジャスレイヤーを読み進める上で最重要なサイトになります。

エピソードの一覧や各種リンク、メディアミックスの情報や小ネタ、解説や考察までありとあらゆる情報が集まりますが、非公式であるがゆえにネタばれや間違った情報も掲載されていることがあります。利用する際は注意を忘れずに、奥ゆかしくマナーを守って利用しましょう。